仕事での定例会議で、どうしたら人材が定着するかという話があった。
アメリカに来てからの印象だが、どうも職を辞めたり変わるというのは日常茶飯事にある。
案の定、後輩や自分自身にも話は振られたが、なんせ公の場なんで、「はいお金です」なんてことは当然の如く言えない。もちろんそれは理由の1つではあると思うが、それだけでは無いとも思う。
当たり障り無く答えたのが、職場環境でどれだけ自分を高める、成長させることができるか、というような答え方をしたと思う。I think it's a matter of putting yourself in to where you can face more challenges. 多分、こんな感じ。
後々、考えてみると、ベタで臭いがあながち外れてはいないと思う。実際にやりがいや使命感ってのを感じられたり、仕事が楽しく没頭でき、それでいて成長を感じられていたら、最高の環境なのではないかと思う。もちろん最低限の保障が欲しいのは言うまでもない。
議論の焦点が変わり、じゃあどんなことをやっていきたいか、つまり、どんなキャリアパスを辿りたいかという話に変わると、これまた駆け引きの必要な問答となる。おそらく、技術者(プログラマ)としての観点と、管理者(マネージャー)としての観点で大きく異なるからである。
技術者として、新しい技術を習得したいとか、知識欲を充実させたいとなりがちだが、それをやってしまうと、それは手段であって目的ではないという議論に陥る。確かにそれは一理ある。でも、それは技術者で飯を食っていきたいか、それとも管理者として飯を食っていきたいかの議論もある。おそらく両方できることが理想だろう。
誰かが、この職は40代ではやっていけないなということを耳にしたことがある。そうかもしれない。でも分からないのが本音。じゃあ、管理者になることがキャリアパスの終着点なのかと問うなら、それもまた分からないのが本音。
例えば、デザイナーが末端の仕事をして、ディレクターがチームを管理して、マネージャーが経営しているとすれば、末端は後に管理して、経営することを目指すのだろうか?おそらく今の社会だとそうだろう。なぜか?給料が良いから?必要とされてる職だから?正論だろう。じゃあ、それが本当に自分のやりたいことかどうかと問うならどうだろう?
いろんなことには一理ある。
だからそんなに答えは簡単じゃない。